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美大の卒展の楽しみ方

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毎年1月から3月にかけて、いろいろな美術大学や美術系の専門学校が、その年の卒業制作を展示する卒業制作展(卒展)を開催しています。

美術館などにプロの造ったアートを見にいくのとは違った楽しみ方があるので、紹介したいと思います。

 

えらくなりそうな人を探す

 私は美術・芸術の素養はありませんが、そんな素人の目で見てもスゴそうな気合の入った作品がたまにあります。こういう人がなんか有名な人になっていくのかなあ、と思いながら見ると、ありがたみが出てきます。*1

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また、卒展というのは、就活というか、自分の作品をアピールしてコネを広げていく場でもあるらしく、気合の入った作品の場合は隣に名刺が置いてあります。これは、と思う人の名刺をもらっていきましょう。近くを作者がうろうろしている場合もあるので、何か話しかけて仲良くなっておくのも良いかもしれません。

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その人が偉くなったときに何かいいことがあるかもしれませんし、何年か後にその人が有名になったら「ああ、その人?俺は学生のときから注目してたわー」という感じで、他の人に自慢できるかもしれません。

 

下ネタを探す

 

 やはり、美大生も若者なので、たまに極端な下ネタに走る場合があります。

素人から見ると、一生に一度の卒業制作をそんな方向にしてしまって、あとで有名なデザイナーとかになったときに困ることはないのかな、と思ってしまいます。しかし、一生そういう方向でやっていくという意思表示なのかもしれませんし、何か深遠な思想があるのかもしれません。そうやって、いろいろ考えると面白く見ることができます。

また、こういう作品の場合、作者を見てみたいと思って辺りを探しても、やる気がないやつがこういうのを作るからなのか、恥ずかしいからなのか、たいてい見つかりません。

 

美大ならではのものを探す

 卒展は美術館などを借りて行われるパターンもあるかもしれませんが、多くは学校の校舎を開放して行われます。普段立ち入るこ機会のない場所なので、いろいろと目に付くものがあります。

入試の作品

 例えば、ある大学では、事務室の近くに、そこの入試のときに実技の試験で描かれた絵が、試験官からのコメント付きで展示してありました。当たり前のことなのかもしれませんが、高校生とは思えないようなレベルの高い作品ばかりで、自分が生きてきたのとはまったく異なる世界を垣間見ることができました。

奇抜なファッション

よく言われることではありますが、美大の中やまわりは、明らかに普通ではない派手な格好をした人が多いです。これは単純に見て面白いですし、実際に目にすると「よく言われてるけどホントなんだなあ」という妙な感動があります。

 

情報

今年(2014年)春に開催される卒展の情報がまとまっているサイトがあったのでリンクを置いておきます。

JDN 卒展特集2014  

 ムサビタマビなどの有名どころだと、卒業生に知っている人が居たりして、なんとなく行ってみようかなという気になります。あと、東京芸大は上野なので行きやすいです。

*1:写真は昨年(2013年)のタマビの学祭で私がすごいと思った作品ですが、あんまりすごくないですかね