いろんなメモ

雑多な内容を書くところ

すごい面白いもの

僕は登山が趣味で、山に登っている最中に、草木や谷筋の独特の形を楽しんでいる。

ああいうものは、決してまっすぐに生えたり流れたりせず、うねうねと不思議な形をしていて、結構楽しめる。

木の皮というのも表情があって面白い。

 

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しかし、それって結局自然のルールに従ってそうなっているだけなので、日当たりの様子とか、風化の具合とか、考えると結構読めてしまって、つまらなくなることがある。

 

 

かといって、いろんな場所で、その辺にある自然を無視して、人が一から考えて作った建物は、それはそれですぐ飽きる。

奇をてらったような変な建物が結構好きなので、最初は楽しめるのだが、すぐに飽きてしまう。

それが人の能力の限界なのか、単に僕に深く読み込む集中力が無いのか、とにかくだめだ。

 

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やはり、自然と人が闘っているようなところが面白い。

すごい坂に無理やり建てた家とか、海を埋め立てて作った土地とか、そういう戦いがあった場所には、すさまじい格闘の痕跡とか、片方の力をとりあえず押し込めた結果の矛盾の噴出が見られる。

 

例えば、碁盤の目といわれる京都の道がある。

東西南北にまっすぐな道が伸びている。

しかし、実際には、東西南北方向から外れた、いわば斜めの道が結構ある。

一つ取り上げるなら、下賀茂付近がそうだ。

 

 

南北の道も、東西の道も、鴨川が賀茂川と高野川に分かれて北西と北東に斜めに走っているのに引きずられて斜めになっている。

そのため、あの付近を歩いていると、気づくと行きたい方向と違う方向に向かっていることがある。

下手すると90度くらい曲がっている。

一度、夜中に家に帰ろうと南に向かって自転車を走らせていたら、気づいたら西に向かっていて、賀茂川に突き当たってしまい、非常にびっくりしたことがある。

狐に化かされたような気分だった。

 

飽きたのでおわり